午前 の 階段 を ゆっくり 上る と 日陰 から 祖母 が 珈琲 を 持って 現れ 旅人 に 軽く 会釈。 片言 の 言葉 と 笑顔 だけ でも 温度 は 伝わり その後 の 足取り が 軽く なります。 帰り道 に 小さな パン屋 で 焼き立て を 一切れ 分け合い 甘さ を 景色 と 重ねて 記憶 します。
旧い 鉄道 跡 を 整備 した サイクリング ルート は 勾配 が ゆるく 風景 が 豊か。 サドル を 低め に 設定 し こまめ に 水分 と 補給。 トンネル を 抜ける たび 温度 と 匂い が 変わり 子どもの ように 驚き が 甦ります。 ゴール では ベンチ に 寝転がり 空 の 層 を 数えて クールダウン。
重たい 扉 を 押して 入る 石造り の 宿 は 外気 と 別世界。 厚い 壁 が つくる ひんやり とした 静けさ の 中 ノート に 今日 の 匂い 音 感触 を 列挙。 十分 間目 を 閉じて 体感 を 反芻 し その後 の コーヒー 一杯 を ゆっくり 味わえば 旅 の 残響 が 長く 続きます。